それは電器堂創業期のこと。
創業者の元に、ひとりの婦人が訪ねてきました。
息子が戦場にいるため、戦地の情報を得るためのラジオが欲しいというのです。
戦時中のこととあって、婦人が持ち合わせたのは
畑で採れたさつまいもと玉ねぎだけ。
しかし創業者はその野菜に込められた母の心に深く頭を垂れ、
お代を受け取ることなくラジオをお持ちいただいたそうです。
このエピソードは当社のルーツになるとともに、
電器堂の全社員が受け継ぐ、基本理念となっていきました。


現在、電器堂は静岡県・愛知県に10拠点を展開し、
約3,500社のお客様とお取引をさせていただいています。
しかし、それは歴史だけが築いてきたものではなく、
時代時代で求められるご要望に誠心誠意応えることで積み重ねてきた、信頼の証です。
そしてその信頼を背景に、新規事業や大規模提案への挑戦を
果敢に行ってきたことで、当社独自の強みを鍛え上げてきたのです。


暮らしの中に占めるエレクトロニクスの重要性は、その誕生以来、拡大の一途を辿っています。
しかし、お客様が本当に必要としているものに耳を傾け、精一杯、その期待にお応えすること。
電器堂の基本姿勢は、ひとりの婦人が3,500社のお客様となっても、
ラジオが大型ビジョンやメガソーラーとなっても、変わりはありません。
郷土を想う心をエネルギーに変え、
街をつくるというスケールの大きい挑戦ができる会社。
それが電器堂です。


愛する地元の未来に貢献するというこれ以上ない喜びを、
私たちと共に実現していきましょう。